日本国内からオンラインカジノで賭けをすると、賭博罪(刑法185条・186条)に問われるおそれがあります。決済の手段があることは、利用が適法になることを意味しません。2025年9月25日に施行された改正ギャンブル等依存症対策基本法では、日本国内の不特定の人に向けて利用へ誘導する情報を発信することも禁止されました。このガイドは、決済の仕組みとリスクを理解するための情報であり、特定のサイトや利用をすすめるものではありません。
入出金の基本
オンラインカジノの入出金の方法は、大きく、カード、銀行、電子ウォレット、暗号資産などに分けられます。方法によって、手数料、反映までの時間、リスクが大きく違います。このガイドでは、22種類の方法を、日本語の情報サイトの解説をもとに整理します。
基本の流れは、次のとおりです。
- 入金する
サイトの入金画面で、決済の方法と金額を選びます。本人名義であること、金額の下限と上限を確認します。
- プレイする
ボーナスを受け取った場合は、賭け条件や、対象ゲームを確認しながら遊びます。
- 本人確認を行う
出金の前に、身分証明書などの提出を求められることが一般的です。書類の確認が終わるまで、出金の処理が止まることがあります。
- 出金を申請する
入金に使った方法と同じ方法を選ぶ決まりになっていることが多くなっています。
- 承認と着金
サイト側の承認のあと、決済の方法ごとの時間をかけて、着金します。
最初に知っておきたい4つのこと
- 入金できる方法と、出金できる方法は違う:クレジットカードのように、入金にしか使えない方法があります。
- 本人名義でなければならない:他人名義のカードや口座は、取引の拒否や取り消しの対象になります。
- 通貨と為替:日本円以外の通貨で処理される場合は、為替のコストがかかります。
- 手数料は、複数の場所でかかる:カジノ側、決済サービス側、ネットワークや銀行側の3か所を確認します。
決済サービスは、提供の終了や、日本向けの提供の停止が起こります。たとえば、AstroPayはサービスを終了したと紹介されています。残高が残っている状態でサービスが終了すると、引き出しの手続きが必要になるため、最新の案内を確認してください。
入出金方法の一覧(早見表)
まず、すべての方法を一覧で確認します。名前をクリックすると、詳しい解説に移動します。
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| 方法 | ひとことで言うと | 入金・出金 | 手数料・反映の目安 |
|---|---|---|---|
| クレジットカード | 後払いで使える、もっとも身近なカード決済 | 入金○/出金× | サイトとカード会社による/即時〜30分程度とされる |
| デビットカード | 口座の残高から、その場で引き落とされるカード | 入金○/出金× | サイトとカード会社による/即時とされる |
| プリペイドカード | あらかじめチャージした金額の範囲で使うカード | 入金○/出金は種類による | 発行やチャージの手数料がかかる場合がある |
| 銀行振込(国内銀行振込) | 日本円で入金できる、もっとも一般的な銀行決済 | 入金○/出金は一部 | 振込手数料がかかる/反映は数分〜1営業日程度と案内されることがある |
| 銀行送金(電信送金・国際送金) | 海外の口座とやり取りする送金 | 入金○/出金○ | 為替・中継銀行・受取銀行の手数料がかかる場合がある/着金まで数日 |
| コンビニ決済(決済代行経由) | コンビニで現金を払って入金する方法 | 入金○/出金× | 代行業者の手数料が上乗せされる場合がある |
| Payz(ペイズ) | 旧ecoPayz。入出金の手段として長く知られてきた | 入金○/出金○(サイトによる) | サービスと会員プランによる/即時〜数十分程度とされる |
| Jeton(ジェットン) | 入出金の手数料が無料とされる決済サービス | 入金○/出金○(サイトによる) | 手数料は無料と紹介されることが多いが、条件は変わる |
| MuchBetter(マッチベター) | スマホアプリを中心にしたウォレット | 入金○/出金○(サイトによる) | サービスによる |
| iWallet(アイウォレット) | プリペイドカードを作れるウォレット | 入金○/出金○(サイトによる) | サービスによる |
| Vega Wallet(ベガウォレット) | 日本のユーザー向けに、入出金でポイントが付くとされる | 入金○/出金○(サイトによる) | ポイント還元は入出金額の0.2〜0.6%と紹介されている |
| Sticpay(スティックペイ) | クレジットカードや暗号資産から入金できるとされる | 入金○/出金○(サイトによる) | サービスによる |
| TigerPay(タイガーペイ) | 複数のタイプの口座から選べるとされる | 入金○/出金○(サイトによる) | サービスによる |
| Paytra(ペイトラ) | クレジットカードや暗号資産から入金できるとされる | 入金○/出金○(サイトによる) | サービスによる |
| ビットコイン(BTC) | もっとも広く使われる暗号資産 | 入金○/出金○(サイトによる) | ネットワーク手数料は数百〜数千円/反映は10〜60分程度とされる |
| イーサリアム(ETH) | スマートコントラクト用の暗号資産 | 入金○/出金○(サイトによる) | 手数料は数百〜数千円/反映は5〜30分程度とされる |
| テザー(USDT) | 米ドルに連動し、価格が比較的安定した暗号資産 | 入金○/出金○(サイトによる) | TRC-20は数十円、ERC-20は数百〜数千円/数秒〜30分程度とされる |
| リップル(XRP) | 送金の速さで知られる暗号資産 | 入金○/出金○(サイトによる) | サイトによる |
| ライトコイン(LTC) | 手数料が小さいとされる暗号資産 | 入金○/出金○(サイトによる) | 手数料は数円〜数十円/数分〜10分程度とされる |
| ビットコインキャッシュ(BCH) | 手数料が小さく、反映が早いとされる | 入金○/出金○(サイトによる) | 手数料は数円〜数十円/数分〜10分程度とされる |
| ドージコイン・柴犬コインなど | ミームから生まれた、価格変動の大きい暗号資産 | 入金○/出金○(サイトによる) | サイトによる |
| スマホ決済アプリ(PayPayなど) | スマホの決済アプリを入金に使う方法 | 入金は限られる/出金× | サービスによる |
※目安は、日本語の情報サイトの記載にもとづきます。サービスの提供状況、手数料、条件は変わるため、必ず最新の公式情報をご確認ください。
カード系
普段の買い物と同じ感覚で使えるため、入金手段として広く知られてきた方法です。ただし日本では、カード会社や銀行が、賭博関連の決済を認めない方針を強めています。
クレジットカード(Credit Card / Visa・Mastercard・JCB など)
普段の買い物と同じ感覚で使えるため、入金手段として広く知られてきました。一方で、日本では、大手のカード会社が、オンラインカジノへの利用を原則として認めない方針を示しているとされ、決済が拒否されたり、カードが利用停止になったりするおそれがあります。政府も、2025年3月に閣議決定した基本計画で、カード会社に、賭け金などの決済に使われないよう注意喚起や要請を行う方針を示しました。また、クレジットカードは後払いのため、借りたお金で賭ける構造になりやすい点が、依存の入口になると指摘されています。出金には使えず、本人名義のカードだけが対象になるのが一般的です。
確認したい点:決済の拒否や、カードの利用停止のリスク・後払いであり、借りたお金で賭けることになる・出金には使えないのが一般的・本人名義のカードのみ
デビットカード(Debit Card)
預金の範囲でしか使えないため、後払いにはなりません。ただし、カード会社や銀行が、オンラインカジノなど賭博関連の決済を拒否する場合があります。決済が通っても、あとから取引が取り消されたり、口座の利用に制限がかかったりする可能性があります。
確認したい点:カード会社や銀行による決済の拒否・口座への制限のリスク・出金には使えないのが一般的
プリペイドカード(Prepaid Card)
あらかじめチャージした金額の範囲で使えるカードです。電子ウォレットのサービスが発行するプリペイドカードでは、ATMでの引き出しに使える場合もあります。サービスの終了や、カードの利用条件の変更が起こることがあるため、最新の案内を確認する必要があります。
確認したい点:チャージの上限と手数料・ATMでの引き出しの可否・サービス終了や条件変更
銀行系
銀行口座を通じて、日本円や外貨でやり取りする方法です。信頼性の面では選ばれてきた一方、詐欺や違法な収納代行と紛らわしいものもあります。
銀行振込(国内銀行振込)(Bank Transfer)
指定された口座へ、日本円で振り込む方法です。反映までに時間がかかる場合があります。振込先が個人名義の口座だったり、振込のたびに口座が変わったりする場合は、詐欺や、違法な収納代行の可能性があります。金融機関が、賭博の疑いのある取引を制限することもあります。
確認したい点:振込先の名義(個人名義は危険)・反映までの時間・振込手数料・金融機関による取引の制限
銀行送金(電信送金・国際送金)(Wire Transfer)
海外の銀行口座を通じた送金です。出金の手段としても使われ、着金までに数日かかることがあります。為替手数料や、中継銀行、受取銀行の手数料がかかる場合があり、思っていた金額より少なく受け取ることがあります。最低出金額が高めに設定されている場合もあります。
確認したい点:着金までの日数・為替と、中継・受取銀行の手数料・最低出金額
コンビニ決済(決済代行経由)(Convenience Store Payment)
決済代行サービスを経由して、コンビニで支払う方法として案内されることがあります。現金で少額から入金できる反面、代行業者の手数料が上乗せされたり、業者の信頼性の確認が難しかったりします。日本国内で、日本の居住者向けに決済を支援する業者は、賭博の幇助などで摘発される可能性があります。
確認したい点:代行業者の手数料・業者の信頼性と、違法性のリスク・出金には使えない
電子ウォレット(決済サービス)
ウォレットにいったんお金を入れ、そこからカジノへ入出金する方法です。サイトごとに対応するサービスが違い、提供の状況や条件は、時期によって変わります。
Payz(ペイズ)(Payz / 旧ecoPayz)
旧ecoPayzで、名称をPayzに変えた、海外のオンライン決済サービスです。ウォレットに入金し、そこからカジノへ入出金します。本人確認が必要で、手数料や利用できる国、通貨は、時期によって変わります。会員プランがあり、還元などのサービスが異なるとされます。
確認したい点:本人確認・手数料と会員プラン・日本での提供状況
Jeton(ジェットン)(Jeton)
オンライン決済サービスで、入出金の手数料が無料と紹介されることが多く、アカウントの登録が早いとされます。ただし、手数料や条件は変わることがあるため、最新の案内を確認する必要があります。
確認したい点:最新の手数料と条件・本人確認・対応するサイトの範囲
MuchBetter(マッチベター)(MuchBetter)
スマホのアプリで操作するタイプの決済サービスです。アプリで入出金の履歴や残高を確認できます。利用できる国や条件は変わるため、日本での提供状況を確認します。
確認したい点:アプリの操作・日本での提供状況・本人確認
iWallet(アイウォレット)(iWallet)
プリペイドカードを作れる点が特徴で、銀行送金を通さずに、ATMで引き出しができるとされます。長くメンテナンスが行われたことがあり、現在でも、使えないサイトがあると指摘されています。本人確認が必要で、一部のクレジットカードで入金できる場合もあります。
確認したい点:プリペイドカードの発行・対応するサイトの範囲・本人確認
Vega Wallet(ベガウォレット)(Vega Wallet)
日本のユーザーを意識したサービスで、入出金の際にポイントが付くとされます。特典の内容は変更されることがあります。日本円での入出金がしやすいと紹介される一方で、対応するサイトや条件は、時期によって変わります。
確認したい点:ポイント還元の条件・対応するサイト・手数料
Sticpay(スティックペイ)(Sticpay)
専用のアプリで手続きができるとされる決済サービスで、クレジットカードや暗号資産からの入金に対応すると紹介されています。特典や還元の内容は変わることがあり、最新の情報の確認が必要です。
確認したい点:入金できる手段・アプリの操作・特典の条件
TigerPay(タイガーペイ)(TigerPay)
複数のタイプの口座から選べるとされる決済サービスで、プリペイドカードの発行にも対応すると紹介されています。カードの発行や再発行の際の手数料、特典の内容は、変わることがあります。
確認したい点:口座のタイプ・カードの発行と手数料・対応するサイト
Paytra(ペイトラ)(Paytra)
専用のアプリで手続きができるとされるサービスで、クレジットカードや暗号資産からの入金に対応すると紹介されています。対応するサイトの範囲や手数料は、時期によって変わります。
確認したい点:入金できる手段・手数料・対応するサイト
暗号資産(仮想通貨)
暗号資産のウォレットから、カジノが指定するアドレスへ送金する方法です。手数料が小さいなどの利点がある一方、価格の変動や、送金の間違いが取り返せないという特有のリスクがあります。
ビットコイン(BTC)(Bitcoin)
もっとも広く知られた暗号資産です。カジノ側の手数料はほとんどかからず、ブロックチェーンのネットワーク手数料だけがかかるとされます。ネットワークが混雑すると、手数料が高くなり、反映までの時間も長くなります。価格の変動が大きく、入金したときと出金したときで、日本円に換算した価値が変わります。
確認したい点:ネットワーク手数料・反映までの時間・価格の変動・送金先アドレスの確認
イーサリアム(ETH)(Ethereum)
イーサリアムのネットワーク上で動く暗号資産です。送金の手数料は、混雑の度合いで大きく変わります。価格の変動があるため、ビットコインと同じく、日本円での価値が変わることを考えて使います。
確認したい点:ネットワーク手数料・価格の変動・対応するサイト
テザー(USDT)(Tether)
米ドルに連動するように設計された暗号資産で、価格が比較的安定しているとされます。送金にはネットワークの選択が必要で、TRC-20は手数料が数十円、ERC-20は数百〜数千円とされています。日本国内の取引所では、取り扱いがないとされています。カジノとウォレットで、同じネットワークを選ばないと、送金した資産が届かず、取り戻せない場合があります。
確認したい点:ネットワークの選択(両方で同じにする)・手数料の違い・国内取引所での取り扱い・ドルとの連動が保たれない可能性
リップル(XRP)(Ripple / XRP)
送金が速い暗号資産として知られ、対応するサイトも見られます。送金の際に、宛先を示す追加の情報(タグ)が必要になる場合があり、入力を間違えると、資産が届かないことがあります。
確認したい点:宛先タグの入力・対応するサイト・価格の変動
ライトコイン(LTC)(Litecoin)
ビットコインに近い仕組みで、手数料が小さく、反映が早いとされる暗号資産です。少額の入金でも、手数料の比率が小さく済む点が利点として紹介されます。価格の変動は、他の暗号資産と同じく大きくなります。
確認したい点:手数料・反映までの時間・価格の変動
ビットコインキャッシュ(BCH)(Bitcoin Cash)
ビットコインから分かれてできた暗号資産で、手数料が小さく、反映が早いとされます。対応するサイトは、ビットコインより少なくなります。価格の変動があるため、入金額は、失っても生活に影響しない範囲にとどめます。
確認したい点:手数料・対応するサイト・価格の変動
ドージコイン・柴犬コインなど(Dogecoin / Shiba Inu など)
ミームから生まれた暗号資産で、対応するサイトも見られます。価格の変動が非常に大きく、入金したときと出金したときで、価値が大きく変わることがあります。取り扱う日本の取引所も限られるため、入手の経路にも注意が必要です。
確認したい点:価格の変動の大きさ・入手の経路・対応するサイト
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| 通貨 | ネットワーク手数料の目安 | 反映の目安 | 国内取引所での購入 | 価格の安定性 |
|---|---|---|---|---|
| ビットコイン(BTC) | 数百〜数千円 | 10〜60分 | 可能 | 変動が大きい |
| イーサリアム(ETH) | 数百〜数千円 | 5〜30分 | 可能 | 変動が大きい |
| USDT(TRC-20) | 数十円 | 数秒〜数分 | 取り扱いがないとされる | ドルに連動 |
| USDT(ERC-20) | 数百〜数千円 | 5〜30分 | 取り扱いがないとされる | ドルに連動 |
| ライトコイン(LTC) | 数円〜数十円 | 数分〜10分 | 可能 | 変動が大きい |
| ビットコインキャッシュ(BCH) | 数円〜数十円 | 数分〜10分 | 可能 | 変動が大きい |
※手数料は、ネットワークの混雑によって大きく変わります。
暗号資産は、送金したあとに取り消せません。送金先のアドレスとネットワークを間違えると、資産を取り戻せない場合があります。また、国内の暗号資産交換業者は、賭博関連の送金を制限している場合があり、送金が止められたり、口座が制限されたりするおそれがあります。金融庁に登録のない海外の業者を使うことには、別のリスクがあります。
その他の方法
上のどれにも当てはまらない、ほかの決済手段です。
スマホ決済アプリ(PayPayなど)(Mobile Payment Apps)
スマホの決済アプリを、入金の手段として掲げるサイトもあります。ただし、決済事業者の利用規約で、賭博目的の利用が禁じられている場合が多く、利用停止のリスクがあります。提供の状況は変わりやすいため、確認が必要です。
確認したい点:決済事業者の利用規約・利用停止のリスク・出金の可否
手数料と為替の見方
手数料は、カジノ側では無料でも、ほかの場所でかかることがあります。決済の方法を選ぶときは、次の3つを合計して考えます。
- カジノ側の手数料:入金や出金の際に、サイトが設定する手数料です。
- 決済サービス側の手数料:電子ウォレットへの入金、ウォレットからの出金、カードの発行などにかかる手数料です。
- ネットワークや銀行の手数料:暗号資産のネットワーク手数料、銀行の振込手数料、為替や中継銀行の手数料です。
割合の手数料は、往復で2回かかる
入金と出金の両方に手数料がかかる場合、勝ち負けに関係なく、往復で2回分のコストが発生します。
| 手数料率 | 入金時(100,000円) | 出金時(100,000円) | 往復の合計 |
|---|---|---|---|
| 1% | 1,000円 | 1,000円 | 2,000円 |
| 2% | 2,000円 | 2,000円 | 4,000円 |
| 3% | 3,000円 | 3,000円 | 6,000円 |
固定の手数料は、少額の入金ほど重い
手数料が固定の金額の場合は、入金額が小さいほど、割合が大きくなります。暗号資産のネットワーク手数料や、銀行の振込手数料が、これにあたります。
| 入金額 | 固定の手数料 | 手数料の割合 |
|---|---|---|
| 5,000円 | 500円 | 10% |
| 20,000円 | 500円 | 2.5% |
| 100,000円 | 500円 | 0.5% |
為替のコスト
日本円以外の通貨で処理される場合、両替の際に、為替レートの差(スプレッド)がコストになります。入金のときと出金のときで、為替レートが変わると、日本円での受け取りが増えたり減ったりします。手数料の表示に含まれない場合があるため、実際に受け取る日本円の金額で比べます。
出金の基本と、出金が止まる主な理由
入金は簡単でも、出金の段階で、手続きが止まることがあります。主な理由は、次のとおりです。
- 本人確認の書類が、まだ承認されていない
- ボーナスの賭け条件が、まだ達成されていない
- 入金に使った方法と、異なる方法で出金しようとしている
- 入金の名義と、出金先の名義が一致しない
- 最低出金額を下回っている、または出金の上限額を超えている
- 高額の出金で、追加の確認が求められている
- 規約に反する使い方をした疑いで、確認中になっている
出金の時間は、サイトの承認にかかる時間と、決済の方法の着金時間の合計です。承認に時間がかかっているのか、着金に時間がかかっているのかを、切り分けて確認します。
危険な決済のパターン
決済の方法をめぐる詐欺やトラブルは、少なくありません。次のような案内は、危険信号です。
- 個人名義の口座への振込を求められる:公式の決済画面ではなく、個人の口座を案内された場合は、詐欺や違法な収納代行の可能性があります。
- SNSやメッセージで、入金先を案内される:公式の画面以外で案内された入金先には、送金しないでください。
- 「手数料や税金を先に払えば、出金できる」と言われる:出金のために、追加のお金を払わせる手口があります。
- 入金したのに、残高に反映されない:偽のサイトや、偽の決済画面の可能性があります。
- 暗号資産の送金先が、いつもと違う:アドレスの差し替えや、偽サイトの可能性があります。少額で確認してから送金します。
- 他人名義のカードや口座を使うよう誘われる:取引が拒否されたり、取り消されたりするだけでなく、法的な問題につながるおそれがあります。
詐欺やトラブルにあった場合は、証拠(取引の日時、金額、画面の記録、相手とのやり取り)を保管したうえで、消費生活センターや、警察の相談窓口、弁護士などの専門家に相談してください。
法律と規制の動き
決済をめぐる規制は、強まっています。政府は、2025年3月に閣議決定した新たなギャンブル依存症対策推進基本計画で、違法なオンラインカジノに賭けた人だけでなく、運営に関わる業者の摘発を進める方針を示しました。あわせて、クレジットカード会社には、賭け金などの決済に使われないよう注意喚起や要請を行う方針が示されています。
決済代行業者の関係者が逮捕された事例も、報じられています。海外で認可を得て運営される決済サービスそのものと、日本国内で日本の居住者のオンラインカジノの利用を支援する業者とは、区別して考える必要がありますが、後者は、賭博の幇助などで摘発される可能性があります。金融機関が、賭博の疑いのある取引を制限したり、口座の利用を停止したりする場合もあります。
2025年9月25日に施行された改正ギャンブル等依存症対策基本法では、日本国内の不特定の人に向けて、オンラインカジノの利用へ誘導する情報を発信することも禁止されています。決済の情報を案内する行為が、この対象になり得るかについては、専門家に確認してください。
記録の保管と税金
入出金の履歴(日時、金額、方法、取引ID)は、自分で保管しておきます。トラブルが起きたときの証拠になるだけでなく、自分の収支を把握するためにも役立ちます。
勝ち分にかかる税金や、暗号資産の売却・利用による損益の扱いは、個別の事情によって異なります。ここでは、一般的な判断はできません。税理士または税務署に確認してください。
入金と責任あるギャンブル
決済の方法は、賭ける金額の大きさに、直接つながります。クレジットカードのように、その場でお金がなくても払える方法や、入金がワンタップでできる方法は、気づかないうちに、賭け金を大きくします。
- 借金やカードの後払い、生活費で入金しない
- 入金の限度額を、先に決める(サイトの機能で設定できる場合があります)
- 負けを取り戻そうとして、追加で入金しない
- 入出金の履歴を定期的に確認し、増えていたら、いったん止める
ひとりで抱え込まず、お住まいの地域の精神保健福祉センター、またはこころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)へご相談ください。受付時間は地域によって異なります。
入金前のチェックリスト
- 入金と出金の両方に使える方法かどうかを確認した
- 手数料(カジノ側、決済サービス側、ネットワークや銀行側)を確認した
- 日本円以外の通貨の場合、為替のコストを考えた
- 入金の名義が、自分自身であることを確認した
- 公式の決済画面から入金している(個人口座やSNSの案内ではない)
- 暗号資産の場合、アドレスとネットワークを確認し、少額で試した
- 入金の上限額を、自分で決めた
- 借りたお金や、生活費ではない
- 入出金の履歴を、保管する準備をした
よくある質問
クレジットカードでオンラインカジノに入金できますか?
決済が拒否されることが多くなっています。大手のカード会社は、オンラインカジノへの利用を原則として認めない方針を示しているとされ、政府も、カード会社に賭け金の決済に使われないよう要請する方針です。また、クレジットカードは後払いのため、借りたお金で賭けることになる点にも注意が必要です。
出金は、どの方法で受け取れますか?
サイトによって異なりますが、入金に使った方法と同じ方法で出金する決まりになっていることが多くなっています。クレジットカードは出金に使えないのが一般的で、その場合は、銀行送金や電子ウォレットなどが使われます。出金の方法は、規約で確認してください。
暗号資産は、匿名で安全に使えますか?
いいえ。暗号資産の取引の履歴は、ブロックチェーンに記録され、追跡できます。また、価格の変動、送金先やネットワークの選択ミス、偽サイトによる詐欺など、特有のリスクがあります。国内の取引所は、賭博関連の送金を制限している場合があり、口座が制限されるおそれもあります。
入金したのに、残高に反映されません。どうすればよいですか?
取引の日時、金額、取引ID(暗号資産ならTXID)、画面の記録を保管して、サイトのサポートに問い合わせます。個人名義の口座への振込や、SNSで案内された入金先に送った場合は、詐欺の可能性があります。暗号資産で、ネットワークの選択を間違えた場合は、取り戻せないことがあります。
決済代行業者を使うのは違法ですか?
海外で認可を得て運営されている決済サービスそのものと、日本国内でオンラインカジノの利用を支援する業者とは、区別して考える必要があります。日本国内で、日本の居住者向けにオンラインカジノの決済を支援する業者は、賭博の幇助などで摘発される可能性があります。個別の判断は、弁護士などの専門家にご相談ください。
手数料は、どのくらいかかりますか?
決済の方法とサービスによって大きく異なります。カジノ側の手数料は無料でも、決済サービス側の手数料、為替のコスト、暗号資産のネットワーク手数料、銀行の手数料が別にかかる場合があります。固定の手数料は、少額の入金ほど、割合が大きくなります。
勝ち分に税金はかかりますか?
所得の区分や申告の要否は、個別の事情によって異なります。入出金の履歴は、必ず保管し、税理士または税務署にご確認ください。暗号資産の売却や利用による損益も、別に扱いを確認する必要があります。